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いのち。

nyann-1_convert_20081028130148.jpg
僕が小学4年生の時、
飼っていたウサギが死んだ。
そのコは「クリちゃん」という名前だった。
母から学校に緊急の連絡がきて、
僕は職員室でその電話を受けた。
子供ながらに僕はそのコを大切に可愛がっていたから、
少しでも早く「クリ 」に会いたくなって、
その旨を告げて「早退させて下さい」と先生に言った。

...だけどその時の先生は...
「たかがペットの事などで」と、
その理由を受け入れなかった。
結局僕は5時間目まで授業を受け、
家に帰った時には、
もう冷たくなって、
静かに横たわるクリを見る事になった。

それは間違いなく、
「ついさっき」まで呼吸をしていた"何か"だった。
長い時間を一緒に過ごした中の、
たった数時間、たった数分でもよかった。
そんな少しの時間の不在を
なぜ許してくれなかったのだろう?

あの時、僕にクリの死ぬ間際を見せようと、
学校にまで電話をしてきた母の判断は間違っていなかったはずだ。
今でも僕はそう思う。


あれから随分の月日が流れて、
僕は新しいペットを飼い始める事となる。
そいつはいつも僕の足を引っ張り、
「虚無」という言葉を象徴するような、
破壊的で破滅的な動物だった。

大量に飲み干したお酒と、
大量に飲み干した睡眠薬。
バケツ一杯にためられていたお湯と、
右手に握られていた包丁。
そんな風に目覚めた朝があって、
ようやく僕が飼っていたペットの名前が分った。


「暗闇」


それは親友でも、家族でも、
僕自身でも分らない深い深い「闇」だった。
あの朝に感じた恐怖、畏怖、違和感、絶望感。
底の無い暗闇の淵を初めて覗き、
その傍らで僕は大人になった。
そいつは今でも僕の世界の隅に居座って、
息をひそめて待っている。
僕がまた狂う日を。僕がまた砕け散る日を。
それと戦うように、
それに負けないように、
僕はずっと生きてきた。

正直に言えば、
ここ数週間そいつがまた手招きをして、
僕を暗闇の奥へと誘っていた。
光のひとつもないその場所は、
予想以上に恐ろしい。
僕はできるだけ世界との接点を断ち切った。
必然的に増えてゆく薬の量。

「何も求めないから、何も奪わないで。」
何も感じずに、感じないように、
布団にくるまって毎日をやり過ごす事だけが、
僕にできる唯一の方法だった。

「消えたい」という気持ちが「消えない」
...一日が途方も無く長く感じる。

その病んだ心の動物は、
隙を見せると「あっ」と言う間に全てを飲み尽くす。
飼いならす事もできない、僕の中の「怪物」だった。
それと戦うように、
それに負けないように、
僕はずっと生きてきた。


東京はいつまでたっても
僕にとっては息苦しい街だ。
ちょうどLIVEもなかったし、
新曲も書き始めたかったから、
実は少し環境を変えて、
引っ越そうと考えていた。
場所も決まり、荷物も梱包して、
契約もほぼ終えていた。
僕が行こうと思っていた街は
「神奈川県中郡大磯町」
徒歩3分で海に出れる素敵なマンションだった。

「ここならいい曲が書けるかも」
「ここなら一人で頑張れるかも」
「ここなら...闇は追ってこないかも」
ギターをかかえて海に行こう。
少しだけ気持ちがウキウキしていた。

そう思ってた矢先に、母からの電話があった。
それは前入金をして、
本契約をする二日前だった。
母の重たい口調から、
僕はとっさにウサギの事を思い出した。
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...ウチの愛猫「にゃん」が死ぬらしい。
末期の癌で、余命は長くて一ヶ月と宣告された。
手術はよけいに「いのち」を削る事になるから、
家でゆっくり、"その日"を待つことが最良だと医者に言われた。

それを聞いた後、
僕はすぐさま契約書を破り捨てて、
キャンセルの電話を入れた。

行き場所?
暗闇?
鬱病?
怪物?
そんなの知るか。
「たかがペット?」
今回そんな言葉は誰にも言わせない。

そのくらい僕は「にゃん」に救われてきたし、
いつもはツーンとしてるのに、
僕がヘコんで帰ってきた時に限って、
何気なく足下で寝てくれたりする様な、
本当に優しいコだった。

あのコは昔からちょっと不思議な...
超能力のようなものを持っていたから、
このタイミングで来た連絡に、
思わず「にゃん」らしいなと思った程だった。
 
あのコはきっと、自らの「死」と引き換えに、
僕に何かを伝えようと、
母の口を借りて電話してきたに違いない。
それとも「最後くらいは一緒にいようよ」って、
単純なメッセージだったのかも知れない。
とにかく僕は行き先を実家に変えて、
それからずっと...今は「にゃん」のそばにいる。
S-13_convert_20080716004737.jpg
コツコツと曲を作りながらも、
常に傍らにいてもらってる。
あのコの為に一曲創ろうとも思っている。
ふと気がつけば、
「暗闇」も「怪物」も、
どこか遠くへ行ってしまっていた。

ねえ、にゃん。
どうして僕を呼び寄せたンだい?
最後に何を伝えたいンだい?
もしかしたら。
僕の痛みを代わりに引き受けてくれようとしているのかい?

「にゃん」は死ぬ。
僕はいきる。

それをしっかり見届けたあとに、
僕の中の何かが確実に変わると思う。

「にゃん」は死ぬ。
僕はいきる。

でもね。
少しづつ痩せていく銀色の背中をなでる度に、
どうしようもなく涙が出る。
...優しい痛み?
今は分らない。

でもね。
涙が止まらない。
どうしようもなく、
止まらないンだよ。
14:12 | my routine life | comments (28) | trackbacks (0) | page top↑

羽。


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「ドタドタドタドターッ!!」
「ちゃーーーーちゃん!!」
「・・・・・・?」
「おきてーーーー!!!!」
「・・・は、はやいー・・・」
「おーきーてー!!」
「うう、9時半からだろー・・・」
「ねーねーねー!!」
「お日さまキライ・・・」
「うーそーだー!!」
「やめてー、あ、ふとんー・・・」
「おーきーろー!!」
「やだーやだー・・・」
「今日はうんどうかいでしょ!!」
「さぶいーさぶいー・・・」
「ふぬー!!」

『バキッ!!』

「ごあっ!!」
「かいてんパーンチッ!!」
「マジいってえ...このやろう...」
「ちゃー、おきたかー!!」
「・・・・・」
「ちゃーすけ?」
「むがーーーーーっ!!」
「さきいってるよほー!!」
「ドタドタドタドタ...」
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子供達は無邪気に駆ける。
走って、飛んで、羽が見える。
太陽が笑ってる。
だからみんな、つられて笑う。

子供達は無邪気に駆ける。
跳ねて、回って、未来が見える。
ぐんぐんぐんぐん遠くなる。
なぜか少しだけ寂しく思う。

最後のリレーでしゅうかは転ぶ。
砂埃の中に倒れ込む。
「がんばれっ!!」
思わず僕は叫んでしまう。
すぐさま彼女は立ち上がり、
次のコへとバトンを運ぶ。

すり傷なーんか大丈夫って、
照れくさそうにピースサイン。

子供達は無邪気に駆ける。
走って、飛んで、羽が見える。
太陽が笑ってる。
だからみんな、つられて笑う。
雲がのんびり眺めてる。
だから僕も、つられて笑う。
shu-ka8.jpg
先日は姪っコ"しゅうか"の運動会でした。
年長さんの彼女にとっては、
これが保育園最後の運動会。
当たり前の事だけど、
僕にとっても「6才のしゅうか」は一度きり。
だからなるべく大切な日は、見届けていたいと思う。
「バカなちゃーちゃん」と思われたって(笑)
彼女が笑ってくれたら、それでいい。

来年も見に行こう。
その次も、その先も。
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しゅうかの「回転パンチ」は破壊力バツグンです。
...教えたのオレだけど(笑)
04:37 | my routine life | comments (9) | trackbacks (1) | page top↑

~FROZEN TIME~ (とある3人の男女の会話)


AIRODO-1_convert_20081011062100.jpg
僕が幼少の時からあるそのお店は、
木造平屋の古めかしい作りの外観を覆うように
縦横無尽に蔦が絡まっていて、
「水色コース」を帰り道にしていた小学生の間では
『オバケ屋敷』と呼ばれていた。

あれから随分の月日が流れた。
鼻にツーンとくるウイスキーの香りや、
カウンターで談笑する人々の笑い声。
今では当たり前の光景だけど、
15才で初めてそのお店を訪れた僕にとっては
全てが見た事もない、新しい世界だった。

僕は精一杯の背伸びをして、
まだ慣れきってもいないタバコを格好よく吹かし、
まだ飲んだ事もない銘柄のBeerを注文した。

中学卒業と同時に社会に放り出された僕にとって、
自分の『居場所』とは無きに等しかった。
「真新しい世界、まだ覗いた事のない世界」
そんな若干の好奇心と、
大人と子供の狭間で揺れ動いていた気持ちが、
この店のドアを開けさける唯一のキッカケだったと思う。

その日、そのドアを開いてからもう20年近くが経った。
今でもそのお店は僕にとっては変わらない、
実家に帰れば必ず立ち寄る心地いい『居場所』だ。
どんな高級レストランよりも特別な意味を持った、
心の和む場所。秘密の基地。
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「ちわー・・・」
「おっ。久しぶりー。」
「へへへ、お久しぶりです。」
「いつ帰ってきたの?」
「ん、ついさっき(笑)」
「さっきか?ハハッ。」
「...ちょっと早いけど、いいっすか?」
「もちろん!そこ座んなよ。ビール?」
「あー・・・んじゃ、コロナで。」
「あれっ!!サトシ君!?」
「ありゃっ。姉さんもいたの!?」
「今日バイト君が休みでねー、
ヘルプよ。ヘルプ。
ホラ、あたしも一応この人の嫁じゃない?」
「一応って...(笑)」
「アンタなんで突然帰ってきたのよ?」
「なんでって...(笑)」
「まだガチャガチャやってんの?」
「...姉さん相変わらず変わンないっすね(笑)」

「ほい、ビール。」
「どもっ。」
「それにしても久しぶりだねーっ。」
「うん。まさか今日姉さんがいるとは思わなかったケド。」
「とりあえず乾杯しよーよっ。」
「...姉さん、営業始まったばっかでしょ...?」
「いいの、いいの、お帰りなさーい!!」
「マスター・・・これでやっぱり5時、6時?」
「まあ...いつもの事だから(笑)」
「サトシも人の事言えないでしょ?」
「あははっ。そりゃそーですネっ。」

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~FROZEN TIME~
そんな映画を観た。

002_convert_20081011061833.jpg
意図的なのかそうでないのか、
このお店にある幾つもの壁掛け時計は全て止まっている。
ふと、少し古びた店内を見回すと、
どこかで15才だった僕の面影が垣間見える。
どんなに年齢を重ねても、どんなに大人ぶっても、
マスターや奥さんの記憶の中では、
あの頃の僕はあの頃の僕のまま、フリーズしているのだろう。

「あのコどーしてる?」
「あのコって...?」
「ほらー、ママちゃんよママちゃん、どっかのお店の」
「姉さんさ、いっつもそれ聞くよね(笑)」
「だってインパクトあったじゃない!」
「ふう...そんなん時効だよねえ、マスター。。」
「ははは。」
「じゃあさ、あのコは?なんって名前だっけ?ホラ...」
「姉さん、シャラーップ!!」

「サトシ君今年で32になったンだっけ?」
「うん。こないだのワンマンも○○さん来てくれてて。」
「良かったって言ってたよ。サトシ頑張ってんなーって。」
「オレすぐステージから見つけてね、ああ、来てくれてたって。」
「アンタもう32!?うそー!!あのガキンチョが!!もうオッサンじゃん!!」
「...姉さん、頼むからシャラップ...」

まったくこの二人には逆らえない(笑)
僕の10代からの明も暗も唯一知っている人達だし、
僕が付き合ってきた彼女も全員知ってる(笑)

NZに旅立つ日、デビューが決まった日、
CDを初めてリリースした日から「夢の最果て」まで。
帰路に立つ度に僕はこのお店にくる。
いくら僕が大人ぶっても、
ここでは15才の生意気な「サトシ」のまま。
...フリーズ。
そんな風に接してくれる事がなにより嬉しい。

会計を済ませて、「ギイー」っと唸るドアを開ける。
外気を吸って、少し冷たくなった空気を感じたとたんに、
再び時計の針が動き出すのが分かる。

前に進むばかりが人生かな?
富や名声を求めるばかりが全てかな?
立ち止まり、振り返る事も時には必要な気がする。
特に僕の様な、不器用な人間にとっては。

埼玉県、入間市の片隅に、
いつでも好きだった自分に戻れる場所がある。
ありのままの自分でいれた瞬間。
無我夢中で夢を追いかけていた自分。
そのままそっとしておきたい過去。

~FROZEN TIME~

ここに来ると、純粋なココロを持ったまま、
大層な夢を掲げて、フリーズしていた自分がいた事を思い出す。
あの頃の僕は確かにここにいた。
少なくとも時間に惑わされないこのお店では、
時間を止めて、永遠に繋がる一瞬を生きる事が出来る気がしていた。

お店の名前は『AIROAD』
もし、近くに行った時には、ぜひ立ち寄って欲しいお店です。
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映画も面白かったよ~っ。
ボクちんまだ実家で休養中...(笑)
06:52 | my routine life | comments (6) | trackbacks (0) | page top↑

潜水服は蝶の夢を見る。


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誰の言葉だったかもう忘れてしまったけど、
人は人生で少なくとも一冊は小説が書けると聞いた事がある。

一時間60分を24回まわして、
それをさらに365×平均寿命。
確かにそれだけの時間があれば(笑)
どんなに作文が苦手な人でも、
どんなに日常が退屈だと思っている人でも、
「短編小説」の一冊位は書けるンじゃないかと思う。

テーマに悩む必要はない。
自分自身が辿ってきた、面白くも滑稽な日々の過程を
ただそのまま素直に文章にすればいい。
それは内なる個人世界の物語だから、
決して批評家の文学的な解説など必要のない、
自分自身だけの「ノンフクション」であればいいと思う。

だけど多くの人が、自分の存在意義を
心のどこかで「認められたい」と思っている。
もしくは自分が「何者」なのかと探している。
もちろん僕だってそうだ。

だけど「普通」であるという事に、
何故そんなに恐れる必要があるのだろう?

実家に帰る途中、兄貴の家の横を通り過ぎる。
そこにはいつも、
優しげなオレンジ色のライトに照らされた窓が見える。
僕はそれを眺める度に、何故か涙がこぼれ落ちる。
兄貴の人生における葛藤がどんなものだったか、僕は知らない。
けれど兄貴と随分前に飲んだ時に、
「オレはもう、傍観者だから」と彼は言った。

それはきっと諦めから出た言葉じゃなくて、
兄貴なりの人生の寄り添い方なのだろうと僕は思った。
あの日の言葉は忘れられない。
不思議な程、今でも鮮明に覚えている。

「普通」に生きる事の難しさ。
それを知っているからこそ、
兄貴の家の灯りは温かいのだろう。
「普通」に生きる事の難しさ。
それを知らないからこそ、
僕は涙が止まらないのだろう。

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~潜水服は蝶の夢を見る~
そんな映画を観た。
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深海何千メートルで、潜水服に身を包まれた
身動きの取れない主人公が、蝶の舞う夢を見る。
これが実話だと聞いて、さらに感慨深い気持ちになった。

僕は幼い頃、布団の中で宇宙を創れた。
小さなベッドに手作りの「コックピット」を作って、
目を閉じてから数十分後にロケット発射。
まぶたの裏に映し出される、光の粒子の残像は
僕の意識下の宇宙だと信じていた。

その中で僕は月に行って旗も立てたし、
地上からのびてきた電信柱に腰を下ろして、
水色の惑星を見下ろしたりもした。
アンドロメダ銀河の間近に迫った事だってある。

人間の想像力は本当に無限大だ。
空想の世界では僕はどこにだって行けたし、
何者にだってなれたし、
逆に、
何者で無くもなれた。
あの頃だったら、深い深い海の中でだって、
きっと蝶の羽ばたきを見る事が出来たハズだ。

僕はもう一度見てみたい。
自由自在に宇宙を彷徨う自分を。
大人になるにつれ、
見えなくなってしまった映像を。

潜水服は蝶の夢を見る。
薄黒い海の底で、僕も蝶の夢を見てみたい。
そこはきっと偽りのない世界。
心地よければそのままずっと、
海底に潜ったままでもいい。

やがてまた朝はきて、
「365分の1」が廻りだす。
そんな事は分かってる。

だけどせめてその時まで。
再びまぶたを開く...その瞬間まで。
14:25 | my routine life | comments (5) | trackbacks (0) | page top↑

陽気なギャングが地球を回す。

陽気なギャングが地球を回す。

決して誰にも気付かれないように。
決して周りに惑わされないように。
尚かつ、出来る限りクールな方法で。
静かに狙って、優しく奪う。

そーやって僕らは心を奪う。
ちょうど僕が「Carole King」の歌声や旋律に、
魂の断片を根こそぎ奪われたように。

先日、KINOTOでのLIVEでサポートしてくれたメンバー、
ケントさん&ヒロくんとちょっとした打ち上げがありました。
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ケントさん(From ユタ州)とは銀座のカレー屋さんにて。
めちゃ美味かった~!
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ヒロくん(From ジュノンボーイ)とは魚の美味いお店でがぶ飲みでした。
すんませ~ん!!「ハイボール2つ!!」

主題はやっぱり音楽の事だったけど(笑)
陽気なギャングはいつだって陽気にしゃべる。
キツかった時代の事だって、飲んではしゃいで笑って語る。

それは緻密な秘密の作戦会議。
次は『誰』の心を奪おうか?
どうやって驚かそうか?
とか言って、オレはすでに二人の演奏に
心を奪われてるンだけどネ(笑)

時間が経って、人はようやく気付く。
自分が無くしたものと、
それらと引き換えに得たものを。

でもね。

得たもの全てに意味がある訳じゃない。
失ったもの全てに意味が無かった訳でもない。
だからこそ。
僕らは出会い、キツかった時代の事もジョークにしながら時を過ごせる。
そんな風に、腕1本で勝負をしている人をいつも心から尊敬する。

陽気なギャングが地球を回す。
そうやってボクらは生きる。

今日も明日も明後日も。
世界の規模なんかは関係なくて、
ただひたすらにいい音を目指す。
それは驚く程に純粋に。
まわせ、まわせ、世界を回せ。

僕はこの出会いをきっかけに、
さらに音楽的な高みに達すると思う。
次回のLIVEが楽しみだっ。
新曲携えて、みんなと会えるのを待ってます!!

がおっ!!
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最後はお手てつないで帰りました(笑)


P.S
著者:伊坂幸太郎さんが文庫版の後書きに
「九十分くらいの映画が好きです。」と書いてあった。
軽快なテンポと、くだらなく見えて実は知的なユーモア。
もしかしたら人生なんて、
凝縮すれば2時間もいらない作品なのかも知れない。
そう思わせるこの人の小説は最高です!!

ちなみに僕は『重力ピエロ』の主人公、
『ハル』の生き方がめちゃくちゃ好き。
こんなに好きなフィクション上の主人公は、
カミュが書いた『異邦人、ムルソー』以来かも知れない。
ぜひ、興味がありましたら一読を!!

なんかね、みんなとすごくイイ話ができたよ。
よっしゃ、新曲書くぞ~う!!
お楽しみに!!
07:51 | my routine life | comments (8) | trackbacks (0) | page top↑

エレファント。


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「りんごは?」
「アポーッ!!」
「ばななは?」
「バナーナーッ!!」
「わんこは?」
「ドーッグッ!!」
「にゃんこ。」
「キャーッツ!!」
「お空は?」
「スカーイッ!!」
「すげーじゃん。」
「次はーっ?」
「ンじゃ、ぞうさん。」
「...えーとお...アレッ?...なんだっけ?」
「知らない?」
「しってるよ。」
「知らねーンだっ!!」
「しってるもんっ。」
「ウソつけーっ、ヘイヘイへイ~♪」
「しゅうかぜったいしってるもんっ!!」
「ちゃーちゃんの勝ちーっ。がおがお~♪」
「バッカじゃないの!!」
「いーい勝った~♪」
「もうキライ!!」
「いじけむし~♪」
「だいっキライ!!」
「ダハハッ!!」
「・・・・・」

「エレファント。」
「・・・・・」
「エレファント。」
「・・・エ、レファ??」

「エレファント。」
「エレファ...ント?」
「いいこちゃんだ。」
「エレファント。」

「ぞうさんは?」
「エレファーント。」
「もっかい!」
「エレファーントッ!!」
「イヌエレファンヌアアアーンットュウッ!!」
「プププー!!」
「ぬおお...イヌエレファアアアーンヌットュウッ!!」
「へんなの!!」
「アハハーっ。」
「あははは!!」

アイツは覚えているだろうか?
子供が大の苦手だったオレが、
初めて抱きかかえた日の事を。

象を英語でなんて呼ぶのか、
教えたのはオレだって事を。

昨日は姪っ子の誕生日でした。
今度帰る時には、プレゼントを持って行こう。
それから、ひとつだけ質問してみよう。

「ぞうさんは?」
「エレファーントッ!!」
04:56 | my routine life | comments (9) | trackbacks (0) | page top↑

夏風便り。

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ポストを覗いたら、親友から絵葉書が届いてた。
猫の美術館でこのカードを見つけて、
真っ先にオレの顔が浮かんだンだって(笑)

書き出しは、
「残暑お見舞い申し上げてみたりして。」
書き締めは、
「ふにゃっとしてもいいよ、たまにはネ。」

フフ...らしいな。。
少しの間、忘れていた気がする。
たった一枚の葉書が、こんなにも温かいものだという事を。
さりげない優しさが、こんなにも嬉しいものだという事を。

柔らかな夏の風が、
次の街へと通り過ぎて行く。
...僕は、ふと笑った。
22:30 | my routine life | comments (5) | trackbacks (0) | page top↑

KYとは!?

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中村俊輔の『察知力』って本を読んだ。
俊ちゃんは僕と誕生日も一緒だから、
なにかとひいき目で見てしまう傾向があるケド(笑)
今現在の日本人プレーヤーで、
一番世界基準に近い位置にいるという事は
辛口のセルジオさんでも認めざるを得ない事実だろう。

この本はサッカー好きな人でも、そうでない人でも、
「なるほどな~っ」と、
楽しく読める内容になっていますが、
僕が一番興味深く読んだ場所は
俊ちゃんが『KY』について話していた部分。
「オレ初めてそれを知った時、空気が読める人の事かと思った。」
そんな風に語っていた。

そりゃーそうだと思う。
いくら彼がファンタジスタとは言え、
サッカーは11人で行うチームプレー。
その中の一人でも違う方向を向いていたり、
自分本位に振る舞っていたら、
戦術もフォーメーションもへったくれもない。

そうでなくても日本独特の解釈として、
「阿吽の呼吸」や「暗黙の了解」
といった言葉は昔からある。
言語を越えたコミュニケーションが
絶対的に必要とされたであろう海外で
ずっとプレーしてきて、
帰国した時に「あの人KYだからね~」と言われても、
俊ちゃんが勘違いしてしまうのも無理はない。
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...前置きが長くなっちゃったけど(笑)
先日、29日のライブ「渋谷KINOTO~心唄~」に向けたリハがありました。
音楽を作り上げるのも、ある意味チームプレー。
そして僕のサポートをしてくれるミュージシャンは、
毎回素晴らしい技術とアレンジ力、瞬発力を持った方ばかりです。

テクニックだけで本当の意味でのプロと言うにはちょっと忍びない。
それよりも現場で大事なのは、
その曲その曲に対するベクトルや、
歌詞に対する解釈や共感、
その場に流れる世界観を共有する事だと思う。

言い換えれば、これも俊ちゃんが言うところの
「察知力」なのかも知れない。

それが絶妙に絡み合えば、
細かいブレスを上手に生かす事も、
リットしてから楽器をミュートする一瞬さえも、
何故かバッチリ「合って」しまう。
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...ホントに不思議だ。
当たり前だけど、そこに『KY』なんて言葉はまったく存在しない。
とゆーか「言葉」さえも不要になる時がある。
サポートのみんなが僕の曲をさらに上へと導いてくれる。
そんなやりとりの中で、僕自身の足りない部分や、
「そうくるなら、こう歌います!!」...みたいな(笑)
瞬間瞬間のイメージが見えてくる。

俊ちゃんの本を読んだ後のせいか、
改めて腕一本で勝負してるミュージシャンってすげーなー!!
...って思ってしまった。
毎回そうだけど、今回も気持ちよく歌えそうですっ。
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今月29日のLIVEは、色々企画を練り込んだSpecialなイベント。
しかも対バンは一音楽人として尊敬する
伊藤銀次さん(Cloudy Bay 伊藤銀次さん・青木ともこさん)、
田中拡邦さん(MAMALAID RAG)。
Opening Actは、最近レコーディングを一緒にやってるMint Julep。

ヤバス!!
鼻血出してる場合じゃーありません。
ママン...ボク緊張しちゃいそうだよ...
もっと自分に磨きをかけなければ!!
(お肌のお手入れ含む)

お越し下さるみなさんの、琴線に触れる様な歌をもっと追求したい。
僕の表現力で、サポートメンバーに気持ちよく演奏してもらいたい。
何より、このLIVEで自分の存在意義を確認したい。

今回はぜひ、リアルタイムならではの駆け引きや、
ステージでの勝負事に注目して欲しいですっ。
ちょっとしたアイコンタクトで、楽曲は劇的に変わるのだ!!
絶対面白いよ~!!
RH-1.jpg
今回はこのチャーリーズ☆エンジェルでお届けよっ!!
なんか遠足前の小学生っぽいですが...(笑)
最高のLIVEを約束します!!

がおっ!
22:25 | my routine life | comments (5) | trackbacks (0) | page top↑

見上げてごらん。

mi-4_convert_20080806212832.jpg  
見上げてごらん。
何かがこぼれ落ちそうな時は。
見上げてごらん。
何かが込み上げてきた時は。

見上げてごらん。
今はただ、この言葉を信じて。
見上げてごらん。

...とにかくホラ、上を向いて。
見上げ...いやや、違うから。
写メとか後でいいから。
そこはまずティッシュかなーっ?
機材とか汚しちゃマズいし。

...うん。そうそう。
服もね、染みになっちゃうよね。
だからホラ、横になってさ。
見上げ...いやや、うん、そうね。
分かるなー。分かるっ!!
こんなスゴいの久しぶりだよねっ!
うん...そうね、分かるよ。。
でも今いらないから...そーゆーの。
送られた側も迷惑だから、絶対に。

『その時どう動く』
これは"相田みつを"さんが書かれた言葉である。

その時、君ならどう動く?
先日のスタジオ個人練習中(自費)
前触れもなく『はなぢ』が出ちゃった時。
しかもぜんっぜん止まンない時。
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時間がもったいない!!
お金ももったいない!!
でも鼻血止まンない!!
なんかフガーってなっちゃう!!

とりあえず僕は...
写メをとって友人に送った。
返信は...なかった。

何故か最近よく出るのよねー・・・
夏バテかしら??
久々のblogがこんなんでスイマセン。。
Recとかインタビューとか、
色々面白い事あったンですけど...
とりあえず8月は鼻血でスタート!!(笑)
果たして夏を乗り越えられるのかっ、オレ!?

明日もRec作業だワン!!
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蝉の鳴き声が聞こえる。

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蝉の鳴き声が聞こえる。

蝉の鳴き声が聞こえる。

うたた寝から目を覚ますと、
洗い物をしている母の後ろ姿が見える。

背中には肌触りのいいブランケット。
さりげなく下げられていたTVの音。

風鈴が奏でる涼やかな高音が
ひんやりと耳に響いて心地いい。

閉じたまぶたの裏側に、
鮮やかな光の残像が浮かび上がる。

あの日はとても静かな午後だった。
遠い昔に、幼い僕が見た記憶の欠片。

どこにでもあるような、ありふれた一日を
何故こんなに鮮明に覚えているのかな?
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もしかしたら。
たった数週間で消えてゆく蝉達も、
数秒で夜空に消える打ち上げ花火も、
これから何十年と生きて行くボクらも、
みんな同じ時間軸の上の出来事なのかも知れない。

「永遠」と「一瞬」は紙一重だと思う。
だからそのひとつひとつを、大切に歌います。
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...夏が来る度に思い出す。
あの柔らかな午後の日差しを。
涼しげな風鈴の音色を。
母の後ろ姿を。
まぶたの裏に映し出された、
幾つもの光の残像を。

蝉の鳴き声が聞こえる。

蝉の鳴き声が聞こえる。

夏がやってきた。

明日のライブ、頑張ります!!
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